魚探の画面を見ながらワカサギのレンジ(深さ/棚)をチェック。手に握るのはパソコンマウスのようなワカサギ専用リール「SHIMANO/LAKE MASTER」シリーズ。桟橋で胡座をかき、ワカサギの群れが映るのをじっと待ち構える。時に談笑、基本的には画面と睨めっこ。そして画面に群れが映るものなら、すかさず手元リールでレンジコントロール。群れを目掛けて仕掛けを投入する。群れは次から次へと現れるため、画面を見たりリールでコントロールしたり、この一連の動作が目まぐるしく行われる。これはまさにTVゲーム感覚。もはや「FISHING GAME」であり、奥の深い「GAME FISHING」だ。
GUEST:たけだバーベキュー
https://www.youtube.com/channel/UCamXY10uC9CDDOkiUjWNhAw
アウトドア芸人を名乗る吉本興業の芸人さん。自身の外遊び模様はYouTubeにより発信中。「たけだバーベキュー TV」は、既に14.9万人の登録者を抱える人気チャンネル。幼少から釣り経験があり、ワカサギ釣りは野尻湖のドーム船に揺られるのがお好みだとか。今回の模様もチャンネルに公開予定。
HE SAID
釣り人達が自分好みのレイアウトで自分だけの空間を作り上げているのが、ソロキャンプに似ていると思いました。道具をコンパクトにまとめているところも似ていますね。みんなシングルバナーを持ち込んで、カップ麺をすすって、メッチャ美味そうでした(笑)。
初めて魚探を見ながらワカサギ釣りをしました。目で画面を見て、手元でレンジ調整して、よそ見している暇なんて無い気が抜けない釣りですね。TVゲームみたいな集中力が必要ですね。
天ぷらやアヒージョも美味しいらしいんですけど、常連さんになるとフードドライヤーを購入して、ペットフードに混ぜたり酒のツマミにして食べているらしいです。釣果に消費が追いついてない事実に驚きました!
GUEST:リュウヤ
https://www.instagram.com/gep.ryuya.fishing/reels/
埼玉県入間漁業協同組合の理事を務めながら、目指すは「みんなが楽しく過ごせる釣り場」を作り、釣り初心者の方を「釣り人」にする事。釣り周辺ギアも好み、カッコいいと思う道具でスタイルある釣りを楽しむ。アウトドア業界に貢献する重要な存在。そして何より 本誌に相応しい釣り人さん。
HE SAID
ワカサギって、物凄く弱い生き物なんです。ワカサギ、イワシ、稚鮎とは「食べられるための魚」と言っても過言じゃないかもしれない。人間が食べても美味しい魚って、フィッシュイーターの魚達が食べても美味いんでしょうね(笑)。
レジャーのイメージがあるからか?一般的に「ワカサギ釣り=のんびりフィッシング」なんてイメージがあるけど、実はこれがとんでもなく忙しないクイックな釣りなんですよね。
生きて泳ぐワカサギの魚体はとっても綺麗だけど、釣り上げて生命を失ってしまったワカサギは死体そのもの。あんなに顔付きが変わってしまうなんて、僕の中ではビフォーアフターのNO,1フィッシュですよ!
手の平に収まるサイズで機能満載リール&ロッド
https://fish.shimano.com/ja-JP/content/fishingstyle/article/wakasagi/index.html
たたき台の上にリールのCTシリーズを乗せて使う姿は、まるでパソコンのマウス。新機能として「スプール滑り機構」を搭載。スプールのモーターチューブ接触面に交換可能な摩擦材を追加。高負荷の巻き上げでも滑りにくく、スプール内部が濡れても問題がない。また「スピードシフト」が加わり釣果に貢献。通常の巻き上げ速度とは別設定が可能になった。エサを交換するときの即巻き上げや、大型の口切れを回避する即減速など、様々な巻きスピードを備えた。もちろん、シマノワカサギ電動リールの特徴の一つであった縦型スプールは健在。棚取り時、指でスプールを回し、糸の出し入れの微調整がしやすい。仕掛け投入時には、スプールにブレーキをかけてバックラッシュ(糸ふけトラブル)を防止。ブレーキ力の調整はスプール軸のノブで微調整可能。これによりライントラブルを解消し手返し良く楽しめる。
レイクマスターCT-ETは、外部電源ボックスを繋げば終日ストレスなく釣りに集中できる。その効果はCT-Tの約3倍。転倒防止レッグで安定性を確保し、大型ドット液晶画面が見やすく更に快適に楽しめる。
リール=SHIMANO/ LAKE MASTER CT-ET 税抜¥29,600
穂先=LAKE MASTER SH L00R 税抜¥5,900
全長/0.32m、先厚み/0.12mm、錘負荷/0~6g
軽い仕掛けを用いたフカセ釣りから大オモリでの縦の釣りでも、わずかな気配も感じ取るエキスパート仕様。
リール= SHIMANO / LAKE MASTER CT-T 税抜¥21,500
穂先=LAKE MASTER SH L02R 税抜¥5,900
全長/0.32m、先厚み/0.15mm、錘負荷/0.5~5g
誘いやすさ、アタリの取りやすさ、掛けやすさのバランスが全体的に取れたバーサタイルモデル。
LAKE MASTER PEライン
リール「LAKE MASTER CT」シリーズの糸巻き学習機能にピッタリ合わせた設定。カラーはホワイト+マーカーの仕様。長さ=30mと60mの2種。サイズ=0.2号/0.25号/0.3号の3種。税別\1600~\2600。
周辺ギア
仕掛けは「オーナー/楽ちんワカサギ狐」の1.5号を使用。目の前に必須小物を置いて準備完了。まるでデスクでパソコンのマウスを握るように、専用たたき台の上でリールを操る。安定感抜群だった。魚に触れることなく釣り針を外せる便利ギア。今回の周辺ギアは「factory-b」ブランドで揃え終日楽しんだ。
ローバイトが思ったワカサギ釣り
ワカサギは常に群れで行動しています。「スイミー」のように複数で束になって身を守る習性でしょうね。昨今のワカサギ釣りを好む人は、魚探を持っているのが常識で、群れの到来に合わせて素早くレンジ(深さ/棚)に仕掛けを投入します。群れにコンタクトして、そのタイミングを落とすことなく釣り上げて行くのが、この釣りの特徴と醍醐味でしょうね。よくルアーフィッシングではポイントを横に移動して(縦移動もある)魚を追い求めて行きますが、この釣りは縦軸でレンジを変えて魚を捕らえていくイメージです。自分が見つめる魚探に群れが映るのを胸膨らませて待ち望んでいます。比較的中層に入ってくるワカサギは喰いが立っているので、レンジさえ合っていればスムーズに釣れます。今回の餌はサシ(蠅の幼虫)を使いましたが、針から餌が外れないからといってこまめに餌を替えないまま古く弱った餌だと喰いが悪くなります。餌から出る体液や細かい粒子の鮮度が落ちてくるんで、ワカサギを誘い切れなくなってしまい、せっかくのチャンスを逃すことになるんで、忙しくはなるんですが怠らないでほしいですね。あと、ワカサギが底ベッタリに付いている場合は、活性が低めなので口を使わせるのに少し苦戦します。人間で言うと「コタツから出たくない?」みたいな(笑)。そんな時はオモリを着底させてしまい、穂先をシェイクして水中で餌をフワフワさせて誘います。群れに刺激を与えないように、繊細なアタリをビンビン掛けて、誘拐犯のように一匹一匹そっと抜いていく。プロの殺し屋みたいに、グループから仲間が一人一人消えていくみたいな(笑)。ボトムに入ってきていたら、そんな駆け引きが腕の見せどころになるんですよね。そのテクニックの差は如実に釣果で表れますからゲーム性が高くて楽しいですよ(笑)。
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