今回で4周年のLow Biteさん。毎回周年を祝う号はスペシャルゲストに表紙を飾ってもらっている。過去には浅野忠信さん、フィッシュボーンのアンジェロ・ムーアさん、山本太郎さん、そして今回はスイサイダル・テンデンシーズのマイク・ミューアさんだ。これは完全に編集長コマツの趣味であり、自分へのご褒美と言っても過言ではない。
ハードコアやロックに狂っていた青春期、自分にとって彼の存在は自分にとって偉大だった。スケートボードとロックとファションの融合を実現させ、カルチャーを巻き起こした張本人なのである。彼のバンドを聞いたことのない人でも、彼が広めた
ファッションスタイルは目にしたことがあるだろう。ベースボールキャップのツバを折り曲げる被り方、テレビや雑誌などでスーパーモデルまでもが着用しているのを見たことがある。ハードコアやスケートと無縁な奴らは、当然マイクの存在を知る訳でもない。最初は偏見的な目で見守っていたが、冷静に考えるとマイクの凄さが違う形で伝わってきた。
今の自分がモットーにしている「クロスオーバー」という言葉を作ったのも彼かもしれない。少なくとも彼は実績を残した貴重な存在だ。そんな神様みたいな人が、我雑誌の表紙を飾ってくれた。おったまげて、オシッコが漏れてもおかしくないのでありまする(笑)。