「夏は七輪で鮎でも焼いて食うべ!」という、こんなカットを撮るにはどうしたらいいんだろう…。今回も結構な苦労がありそうな予感(笑)。如何せん、前回はフィッシュボーン様の登場で燃え尽きた自分。「今回こそ自分の力量が問われるぞ!」と言い聞かせ撮影に挑んだわけ。限られたレンズの中で、七輪の上でリアルに魚を表現するにはビッグベイトが相応しいと絞っていた。ビッグなルアーと言えば、ガンクラフトさんが頭に浮かび上がり、すかさず手配をかけさせてもらった。
夏こそ元気にアウトドア!な表紙にしたい。バカバカしく真面目な撮影は根気との勝負でもある。カメラを握ってくれたのは、コークヘッドのセカンドアルバムでスチールを担当してくれたダイスケ。当時のポスターやアーティスト写真などを撮ってくれた。いや違うな…、あの時の奴はまだアシスタントだったわ(笑)。でもそれ以来、地元広島に帰郷してカメラ業を営んでいる。今回は難航が予想されたので、気心知れた彼に頼むために広島まで飛んだ(実際は迎えに来させた/笑)。わざわざ広島まで行って…手ぶらで帰ってくのも何ですよね??「せっかくなら表紙に現れたビッグベイトで釣ってみたい!」と思うのは、釣り人として正しいと言っても過言でないでしょう(笑)。そしてアフター撮影で見事にビッグベイトデビューしてきました。物陰をビッグベイトが通り抜けた瞬間に重みのあるビッグベイトがさらに重くなった。これには驚いた!まさにビッグベイトマジック。3キャストで起きたショッキングな事件だった。
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