キャッチ&リリースの代名詞と言っても過言ではないバスフィッシング。やらない人の関心はいつもコレ「バスって食べられるの?」って、これはまだ良いほう。「食べられない魚釣って何が面白いの?」なんて言われたら「何言ってんの?バスは明治時代に食用を目的として移入されたんだぜ!」なんて返してみるものの、実際は・・・ハイ、食べたことありません。もちろん、やさしくリリースして「バスくん、また遊んでね~」ってのが理想。だけども、バス君の汚名を挽回するためにも「いっちょ食ってみますか!」ってなったわけです。
食べると決めたからには調理が必要なわけで、こころもとない我々に救いの手を差し伸べてくれたのがアウトドア用品でおなじみコールマン社のガッキーこと石垣さん。タープ、ファニチャー、クッカーの手配はもとより調理担当までやってくれることに!そんな心強い助っ人ガッキーの提案で、メニューはバスのフライをマフィンでサンドした“LARGE MOUTH BURGER”に決定。さらにガッキーから「どうせなら楽しくカヤックで釣りません?」なんてお誘いまで。そんな魅力的な企画に乗らないわけがない我々、結局ガッキー仕切りに乗っかってフィールドへ向かったのでした。あざーッス。
今回お借りしたのはコールマン社が扱うセビラーというブランドのインフレータブルタイプ。空気で膨らますタイプのカヤックに乗るのは初めてだったけど、フニフニした感じはまったく無く安定感も抜群でしたよ。そんな感じでワイワイはしゃぎながら、ポイントについて浮き釣り仕掛けでミミズ餌を投入するとすぐに反応が!ハイ、ブルーギルです。「嬉しいんだけど今回はキミじゃないんだよなぁ。
ま、バスも簡単に釣れるでしょ」なんて余裕かましてたら、意外と釣れないのね・・・。カッコつけて“25cm以下はリリース”なんて縛りを設定したことに後悔しながらも何とか25cmギリギリのバスを2尾キャッチ。カヤックをソッコーで片付けてキャンプ場に移動。ここからはコールマンのガッキーが大活躍!テキパキとタープやテーブル&チェアをセットして、すぐに調理開始。合掌してからバスを捌いて、あっ!という間に“LARGE MOUTH BURGER”が完成しましたよ。本誌で詳しく紹介しているけど、ブラックバス旨いです!基本的にはキャッチ&リリースでいいんだけど、一度くらいは食べといてもいいかもね。なんていうんだろうか、バスの命の尊さを感じられるっていうのかな。もはやボクの身体は少しだけ、バスの血と肉からできてるんだぜ!