僕は釣りを幼少期に体験できて幸せだと思っている。「あの時があるからこそ今がある」と言ったら大事かも知れない…。しかしあの当時の強烈な印象があるからこそ、今も独自の目線と価値感で自分なりの釣りスタイルと向き合っているのだと思う。そういう人は決して少なくないと思う。そんな当時から、未だに年齢を問わず楽しめるなんて「釣りは最高な趣味」だと断言できる。
少年期を振り返ると、ピュアだからこそ抱いたワクワク感がある。大人になった今から考えると貴重な体験だった。当時の筆者は茨城県潮来で生まれ育ち、バス釣りが日常として存在していたと言う。ブームとなった釣りマーケットの進化と、霞ヶ浦に通う日々は常に同時進行していたようだ。
そんな中で塾のように通った「潮来釣具センター」には学ぶものが多かった。MONOや人間関係、生き物や自然と触れ合う機会、いろんな要素が筆者を育ててくれた。そして「潮来釣具センター」の名物店主であるMさんから学んだMONOやKOTO、そこで出会ったおススメされた一品は決して忘れられないお宝。そしてそのお宝は、今でも列記とした人生のお宝として存在し続けている。
決して綺麗とは言えない手作りルアー。塗装やフォルムやどこかしらに違和感もあるのだが…当時の少年の心を奪った思い出の一品。是非とも孫の代も受け継いでもらいたい(笑)。Mさんも本望ですね。そんなノストラジックな気持ちを綴ったページです。