TORAYから発売されるソラロームシリーズについて、愛知県のロコアングラー“カツゥ”さんに語っていただきました。使うルアーやポイントでラインを使い分けることによって、快適なバスフィッシングが出来る事を約束してくれました。
ソラロームRエクスレッド type NS:
新技術<ナノスリット>搭載/結束性強化型プレミアムフロロライン
カラー:ナチュラル
価格:オープン
LB:3/4/5/6/7/8/10/12/14/16/18/20
長さ:100m
巻物的ルアーのキャストからリトリーブまで線の釣りで使う事が多いですね。しなやかな糸質を生かし、TORAYが昨年発表したナノスリット搭載のライン。キャスト回数が多い巻物ルアーにはライントラブルもなく扱いやすいです。結んだ糸って結び目が均一な力で締め込まれていれば良いのですが、一点に何重もの糸を巻きつけて結ぶため、その一点に付加がかかってしまうんですよ。仮に魚との引っ張り合いになって糸が切れてしまった場合は、ほとんどがその結び目から切れたと言われています。普通の糸だと表面が平坦になっているので、その表面同士が締め込まれ結ぶ事になるんですが、このtype NSは表面に磨りガラス状の加工(ナノスリット製法)が施されているため、糸同士に滑りを与えているんです。締め込みの接点が平坦な面と面でなく、点と点になる事で力を分散させて結び目の付加を軽減させてくれます。おかげで糸どうしの滑りが良くなり、ノットも均等な力で組みやすくなったというのが最大の特徴です。
ソラロームRエクスレッド:
ポンド別専用設計/プレミアムフロロカーボンライン
カラー:ナチュラル
価格:オープン
LB&長さ:
2/2.5/3/3.5/4/4.5/5=150m巻(75mマーキング)
6/7/8/9/10/11/12=150m巻(50m,100mマーキング)
13/14/16=100m巻(50mマーキング)
18/20=80m巻
ルアーで言うと、ラバージグやテキサスリグをヘビーカバーに撃ち込むのに最適。ブッシュやゴロタ石、消波ブロックなどの複雑なカバーから魚を引きずり出すのに一苦労するような、そんなエリアでこそ活躍します。リーリング重視のルアーを動かすような釣りとは異なり、ルアーを小刻みに動かしたりポーズをとったり、点で誘うような釣りに有効ですね。リトリーブしている時のバイトに比べて、止めている時のバイトを感じるにはラインの繊細な感度が求められますが、微かなアタリも確実に伝えてくれますね。バイトを確信してからの渾身のアワセ(フッキング)。これが堪らなく気持ち良いですね(笑)。そしてヘビーカバーでのファイトにおいて、このラインは様々な根ズレに耐えてくれます。長くて過酷なファイトの末にデカバスをキャッチした経験があるんですが、やっとの思いでキャッチしてみるとラインに亀裂が入りまくっていて本当に驚きました。「最後の一踏ん張りに感謝」という印象があります。