「FISH SIDE/道具の進化と共に釣法も進化」
水温の下がる季節は、釣りから離れてウィンタースポーツに走る方もいましたけど、道具の進化や釣法の発見で一昔前と比べてバス釣りにオフシーズンが無くなりましたよね。例えば野池で言うと…この時期は雨量が乏しくなるため減水傾向。浅場の沈殿物が顔を出しバスは今までの隠れ家を失う。そして寒さを凌ぐためにバスは深場へ移動。池のボトムでじっと耐えているバスにバイブレーションを沈めて横の釣りで仕掛ける。この時期のバスは活性が低く稚ギル(ブルーギル)を捕食しているので、樹脂で作られた(メタルバイブよりも控えめな振動アクション)の「レベルバイブブースト」がオススメです。あの小さいサイズでも最近のPEなら感度や強度を備えて遠投出来ます。昔に巻き癖のついた糸に悩まされたことないですか?感度は落ちるし飛距離の妨げにもなるけど、最近のPEラインだったら安心です。もちろんリールの進化は毎年驚かされっぱなしで、ベイトリールで軽量ルアーを投げられる「ベイトフィネス」の登場は革命的だったと思いますよ。活性の低いショートバイトがあっても、ソリッドティップで繊細なバイトを逃さないロッドも必須ですね。遠くで掛けた魚もベリーからバッドで寄せてランディングまで持ち込んでしまう。最新の機能を生かしてタックルバランスを組んだら、今まで諦めていた魚を獲れる可能性がぐんと上がったと思いますよ。今後もタックルの進化によって新しい釣法が生まれてくるでしょうね。
「OUTDOOR SIDE/驚かされるアウトドア電気製品の進化」
ボクの幼少期はアウトドアで使える電化製品なんて皆無でしたけど、キャンプブームのおかげか最近ではアウトドアで電化製品を使う事も珍しくなくなりました。工具系から生活必需品に至るモバイル系まで、特にLEDとバッテリー関連は凄いですね。まだまだ値段は安くないけど、バッテリーは進歩がめざましく容量が増えてコンパクトになった。バッテリーを装着出来るクーラーボックスなんて、もはやアウトドア冷蔵庫ですよ(笑)。ボクはお客様に「キャンプとは野外に家をそっくりそのまま再現すること」と説明しています。では、そこにあるのはインテリアなのか?実用品なのか?白物家電なのか?という話になるんです。中でも照明に関しては真っ二つに別れまして。ロウソクのようなオイルランタンの明かりや、マックス光量2時間ぐらいのインテリア系LEDのようなものもあれば、実用的なガソリン、ガス、LEDランタンには、MAX光量でおおよそ8時間ほど点灯するものもある。現代的な製品だと、家みたいな明るさを再現出来てコンパクトなものが目立ちますね。スタイルは異なりますが、どちらも好みの問題で間違いじゃないと思いますよ。お互いに否定する人もいますが…自由ですから(笑)。でも進化した最近のギアは災害用の備品として喜ばれていますね。この度ウチがリリースする「MIKAN/3WAY」はインテリア性と実用性を兼ね備えてみました。カラビナで吊したり磁力で付けたり、リフレクターを取れば置いて使うことも出来る。朝夕の釣りの準備や片付けに活躍すると思いますよ。