「バルサ50」・・・往年のバスアングラーなら誰もが憧れたであろう、国産のハンドメイドルアー。POPでFUNNYなデザインに、しっかりと実釣性能が宿るそのルアーは少年達(大人の方が夢中になっていたかも)を虜にした。子供のお小遣いでは手が出ない高級なルアー(当時市場で一般的な¥1000前後のルアーに比べて、このルアーだけは¥2500前後を設定していた)は、大人に成長した昔の少年をまたもや虜にする。そういうサイクルを何度も繰り返してきたジャパニーズ・バスフィッシング・スタイルの代表格だ。このルアーを世に生み出したビルダー“西岡忠司”さん。その西岡さんご本人が、ルアー製作の工程などを書きこんでいた秘蔵のノートが存在する。モノづくりに真摯に取り組む氏の姿が浮かんでくる貴重なノート。このノートを氏から譲り受けた“指出一正”さん(「ソトコト」編集長)が語ってくれました。