音楽的素質はズバ抜けた才能を持つフィッシュボーンのボーカル“アンジェロ・ムーア”。しかし普段の彼はどこか不器用でナチュラルな人間に見えた。社会に対して自分の姿勢を押し切る男、ときに不都合なときでも金銭的メリットがなくとも、彼は常に自分らしく正面を向いているように思えた。そんな彼の話を聞いていたら、凄く胸が締め付けられる気持ちになったんだ。重みのある話をあのオーラで包みこんだら、誰でもそうなるのだろうか(同席したローバイトスタッフも一気に心を奪われたようだ)。
音楽が好きな僕は、リスペクトする海外アーティストを中学生の頃からよく観に行っていた。自分がバンドを始め、数々の海外アーティストとツアーを回ったりライブも行った。自分がリスペクトしている海外アーティストには、頭の中で一方的に膨れ上がりライブへの期待もマックスになる…。だがしかし…「あれ?…こんなもん?」ってことも多々ある。そうです、期待が現実を飛び越えてしまうのです(笑)。今の時代はYOU TUBEで簡単に姿を目に出来るが、昔は求める気持ちと緊張感がそこにはあった。
話の本題に戻ると…、FISHBONEはBEASTIE BOYSと並んで自分の中でナンバーワンを競う最高なライブを披露してくれる。目が離せないとはこのこと。
ライブ中のトイレやドリンクなんて行ってらんねぇ、携帯のチェックなんてしていたらオレがぶっ飛ばす、それほど素晴らしいライブをしてくれるんだ。