編集長コマツのバンド(コークヘッド・ヒップスターズ)取材で、頻繁にお世話になっているライターさん、荒金さん。取材で知り合ったものの、よく聞けば貴重なヘビーメタル信者の一人。実はここの数年のコマツは、地元友人を中心に“メタル握りナイト”を開催している。
ヘビーメタルはパンクロックと違って商業的で派手なイメージ。真顔でそれを振り返ると異様に笑える。コスチュームからアルバムジャケット、当時は格好良いと思っていても、今は全く共感できないものが山ほどある。過去と現在を比較しながら、悪意のある冗談を振りまき爆笑しながらビールを呑む夜。
レーベルはメジャーが多く、中学生高校生で手が伸ばせなかった“やり残しメタル”をやっつけるのも我々の重要な目的である。そんな中古CDを小銭で買い求め、大人の自分とガチンコ対決させる。こんなレスキュー行為を互いに報告しい、互いノプレーを評価するのである。まさにアホでしょ…(笑)。
この楽しい夜のハイライトはなんと言っても、深夜の“握りプレー”にある。メタル縛りのカラオケで、自分の届かない音域を恥も外聞を捨ててシャウトするのだ。ちょっとしたライブより盛り上がり、マイクを持ってなくとも合唱とエアギターで体力を極限まで消耗してしまう。もちろん、参加メンバーにしか見せれない姿…。
説明が長くなった、その数少ないメンバーの荒金さんが、素敵な人生日記を綴ってくれました。荒金さんはオジー・オズボーンの初期ギターリストのランディー・ローズの大ファン。今は亡きランディーの命日には、渡米してしまうくらいの愛とパワーの持ち主です。そんな彼が「夢を持って自分らしく生きたほうがいいですよ!」と聞こえてきそうです。