釣り場で遭遇しやすい危険と、その対処方法について紹介しているレスキュー企画。秋号では、この時期に被害が多発するスズメバチ、マムシ、アカエイの「毒」をテーマにしました。LowBite秋号を手に出来なかった人は、ここでベスト応急処置を覚えてねっ。
■スズメバチ
スズメバチが最もナーバスになる秋。うっかり刺されてしったら、傷口を清潔な水で洗い流し(スズメバチの毒は水溶性)その後、毒を絞り出し、抗ヒスタミン軟膏を塗るのがベスト処置。過去に刺された経験がある人はアナフィラキシー・ショックを起こす場合もある。
■マムシ
咬まれたときは、毒を前歯で絞り出すのと止血が重要だぞ。止血時はうっ血しないよう、小まめ血流を再開させてね。またマムシ用の血清は、どこの病院でも常備しているわけではないので、咬まれたら119番へ連絡をして血清がある病院へ搬送してもらおう。
■アカエイ
立ち込みスタイルでシーバスを狙うことが増える、この季節。入水時や水中移動中にアカエイを踏まないよう、十分に注意しよう。もし、アカエイの毒トゲにやられたら、火傷をしない程度(40℃前後)のお湯で患部を温めると痛みが和らぐそうだ。
この記事を書くにあたって、山と渓谷社さんの“野外毒本”を参考にさせてもらいました。
内容を読めば読むほど、釣りに行きたくなくなります(汗)。それぐらい、釣りを取り巻く環境には多くの毒が存在しているわけです。楽しく安全に遊ぶために要な知識が満載なので、興味ある人はぜひ。http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=500260