そもそも大学を卒業していない本誌クルーのKワギが「好きなことを学べて大卒扱いなんて、すげぇ〜いいですよね!」という言葉から生まれた企画。魚のことを把握していれば、魚を釣りあげるのに近道なのでは?と考えました。
さらに釣りがもっと楽しく好きになることも期待したのです。それではっ!と専門的な学校に体当たりしてみることにした。
この企画に賛同したコマツが以前に参加経験があった、奥山先生主催の“フィッシングカレッジ”にお邪魔させていただくことにした。場所は品川にある東京海洋大学。奥山先生とは遠い昔に知り合っていた。もう15年くらい前だろうか?サーファー雑誌の”FINE”にて「NEO FISHER」という企画を不定期に行っており、それにコマツはお約束メンバーとして毎回顔を出していた。コマツはバンドチーム代表で、他にはダンサーチームやサーフチーム、スケートチームからDJチームまで様々。ルアーフィッシングを基本にテーマは毎回変わり、シーバス釣りのときに講師でお世話になったのが奥山文弥さんだった。その日一番のシーバス78センチを釣ったとき、先生が船の端から走ってきて「どうやって釣った?」と、鼻息を荒くして問いかけられたのが印象的。現在では学問を通して、釣りを楽しく教えてくれる立派な先生に。コマツは再びの再会に喜びを感じた。今考えると自分の釣り業界歴もそこそこ長いな…と痛感した(笑)。
クレバーで無駄を感じさせない奥山先生。ストレートで迷いのない会話が小気味よい。釣りを正面からとらえてクリーンに接している方。一見緩い弊誌に御付き合いいただけるなんて「先生ありがとうございました!」。