関東編集部からの指示を待ちながら、脳内でシュミレーションを組むのも今回の楽しみでした。がしかし、やはり自然相手と考えると「日頃の行いが良かったな?」と自負しています。今回の撮影は梅雨時なので雨天決行の荒天中止で考えていましたが、天気予報では台風一過のフェーン現象ですこぶる快晴に(実際に初ビワイチ時は、7月奥琵琶湖で落雷のため納竿経験有り)。「晴男が二人も居てるし大丈夫やろ!」と楽観視していましたが、実際には前日から続く1-2mm程度の雨天決行でした。
早朝出発なのですが、前日飲み明かしていた?コマツ編集長と連絡がつかず「どうしようかな?」と考えてるウチに、釣りがしたかったので出発してしまいました(笑)。今回のパートナーは、リアルタフネスをうたう井手大介。気心知れた仲間との道中なので「何とかなるやろ!」と、やはり楽観しての出発。KUWAHARA BIKE WORKS さんの全力サポートもあって、マシントラブルも無くビワイチに踏み切った。
小松港~和邇浜、白髭神社まで、小雨の中をボチボチ釣って楽しかった。がしかし、雨が上がって楽しく走れる頃には、空腹と気温上昇により集中力が低下していました。朝食した風車村での休憩はかなり回復出来ましたね。そこからマキノサニービーチや海津大崎を経て、ヒルクライム前に立ち寄る予定だったレストランですが、まさかの臨時休業!で昼食がとれず、コレが後の走行に焦りを孕ませました。その結果ヒルクライムで、考えていたよりも体力を消耗してしまい、水鳥湖畔に着く頃には完全にグッタリしていました。夕マズメの水鳥湖畔は楽しかったですけど、宿に着くころにはすっかり夜になってしまいました。湖北の湖周道路は、街灯どころかコンビニも無いので、満月の明かりを頼りに空腹に耐えての走行でした(コレが本当に辛かった)。夕食での「長浜浪漫ビール」が、どれほど美味しかった事か!水分とエネルギーは大事ですね。ご利用は計画的に?
一日目の反省点は昼食を抜いてしまった事にあったので、二日目はもっと釣りと観光に力を入れての走行にしました。二日目は天気予報どおり超快晴で、釣りや観光にはバッチリでしたが気温が上がりすぎていて、自転車にはちょっと厳しかったです。ガリガリ君とスニッカーズがとても重宝しました。コンビニ朝食を済ませ姉川河口から始めた釣り時間は、
我々のテンションとは裏腹でお魚たちには振られっぱなしでした。そして彦根で休憩ポイントに選んでいた喫茶店が、ココでもまさかの臨時休業!僕もダイスケもコーヒー好きなんで、これはかなり堪えましたよ。平日観光地のご都合営業を、心底思い知らされましたね。しかし偶然に入った定食屋が調子良かったのと、彦根城を観光したときの「ゆるキャラ」にはとても癒されました。疲れていたけど…ラムネとゆるキャラエピソードで、しっかり回復できました。観光地で歴史に触れるのも醍醐味でしたよ。
釣れない釣りでも楽しい時間は、本当にアッという間で気が付けば、近江八幡水車橋~守山琵琶湖大橋も走りきっていて、夕マズメに滑り込みでゴールを迎えるという珍道中でした。リアルタフネス曰く "ビワイチは、Mt. 富士ヒルクライムより過酷" だったそうです(笑)。
琵琶湖は本当にデカかったなー…写真を見る度に遠い目になります。ROAD/MTB 問わず、関西の自転車乗りなら「ビワイチ(琵琶湖一周)」や「アワイチ(淡路島一周)」 の「~イチ」 と言う、何かしら一周する事を目標にする方々はよく居られます。しかし基本的にスポーツライドが目的なので、釣りや地の名産品を口にするような(荷物が多かったり、食べ過ぎ飲み過ぎする)人はあまりいないと思います。こんな「ビワイチ」ってLow Biteっぽいでしょ?あー楽しかった!有難うございました!コマツ編集長!次はシーバスとバス狙いで 「アワイチ」しましょう!