写真は石巻の河川で釣った50センチの奇麗なブラックバス。魚がかかった瞬間に、丘の上から河原までころげながら近寄って行った。それはそれは…、ヘッピリながら決して格好良い姿ではなかった。諦めて釣り竿を置く寸前のできごとだったので喜びを隠せない一匹だった。

石巻の思い出は魚だけじゃない。釣り場で話しかけたお婆ちゃんはどうしているのだろう。身なりが宜しくない我々をおもいっきり警戒していたあのお婆ちゃん。偏光のサングラスは外したものの、服装や髪型の見かけない風貌にためらいは隠せなかったね…。しばし会話を重ねるとお婆ちゃんから笑顔がこぼれ出し、家にお招きをいただき食事にまで誘っていただいた。今思うと…とても心が温まるいい経験をさせてもらった。

自然の豊かさと人の温かさに感動したあの地を襲った災害。天災に対する怒りはぶつけどころがないが、その気持ちをどんな形であれ復興支援に向けることはできる。あの自然と、優しいお婆ちゃんの笑顔を取り戻すために・・・。そしていつか、あのお婆ちゃんに「あのときはありがとう」と言いたい。


個々の小さな思いが大切であり、
その思いを形に出来る身近な方法を記しておきます。

日本赤十字社　義援金
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