本誌ローバイトを「釣りだけ」のマガジンだと思ったら大間違い。編集長の個人プレーが尊重され「ロック」も重要なキーワードの一つ。「ロック」とは音楽だけでなく「スタイル」としても解釈。ローバイトは典型的な「ロックスタイル」なマガジンでもあるのです。
80~90年代、日本では昭和のクレジットが残る時代。あの時代には面白いものがとにかく多い。学生時代に浴びたあの時のハイパーな力。大人(おっさん)になっても体のどこかに染み込み、時にそれが物事を乗り越える原動力となることがある。自分を救ってくれる「謎のロックパワー」なのかもしれない(笑)。
一見、METALはダサいジャンルという風潮がある。いや、ファッション的にカルチャー的にダサいかもしれない。でもMETALには、愛すると抜けられない魔力があることは確かだ。国内のCDセールスにおいて、どのジャンルでも売れ行きむらがあるのは当然だが、METALというジャンルに関しては落ちこみもせず上がりもせず、売り上げはコンスタントで一定だという話を聞いたことがある。さすがMETALの持つ底力、魂を宿らせたMETAL好きは末永くシーンを見守っているように思える。僕もその中の一人なのかもしれない(笑)。
幼少期に馴染んでいた「昆虫採集」を大人になってからリブレイする現象。男性の大人な、そんな遊びが大好きだ。従ってMETALのリブレイがあっても当然と言えるだろう。だからこそこのページを設けた。ライターは過去に伊藤政則の弟子を務めていた倉田真琴氏。コマツ編集長と幼少期に塾が一緒だったというミラクルな関係。ローバイトは今後もロックと関わっていきます!
ところで今回の来日を最後にバンドのツアー引退を宣言した、LA METALの王様モトリークルーをご存知ですか?これこそ見逃す手はない。次号もローバイトで追っかける予定だ。お楽しみに!
http://www.creativeman.co.jp/artist/2015/02motley/